【自由研究】おっぱいは風か?
○研究の動機「風のおっぱいを求めて」
「一定速度を超えた車から手を出すと、風がおっぱいに感じる」…日本男児で、この都市伝説を知らないものはいないだろう。
以下の画像は筆者のツイートだが、似た経験をした方も多いのではないか。
この風によって得られるおっぱいの感触を「風のおっぱい」と呼ぶことにする。
風のおっぱいを感じる速度には諸説ある。速度によりカップ数が変化するという説、逆に遅い速度でこそ風のおっぱいが現れるという説、また風は風でしかないと言い張る者も少なくない。悲しいことに、多くのネット記事が、風のおっぱいはそれを信じる者のみに現れるといった旨で締めくくられている。
筆者が修学旅行のバスが高速道路を通るときに窓から手を出してみたところ、確かにそれは風そのものに感じられた。そのときの時速は約80キロである。また家族旅行で高速道路を通った際、時速は約100キロであったが、風のおっぱいの出現は認められなかった。
ここで筆者にある疑問が生じた。そもそも我々は、何をもって「この感触はおっぱいではない」と判断しているのか、である。
○前提「非リアのおっぱいは常に布越し」
そもそも、風のおっぱいに需要がある者たちについて考えたい。まず彼らはおっぱいに触れる機会に乏しいことが予想される。つまり肉体接触を許された女性が身近にいない者(以降『非リア』)ということになる。また二次性徴の発現する10代後半の男が主であると考えられる。
「これはおっぱいではない」と判断するには、基準として「これはおっぱいである」という感覚が必要になる。ここで彼らが判断基準に用いるおっぱいの感覚はいつ得られるのか。乳飲み子の頃の感覚を正確に記憶しているとは考えにくく、非リアがおっぱいに触れる機会は限られている。エロハプニングは、その中でほぼ唯一挙げられるものである。
これらを前提にこの実験を進めていく。つまり、「これはおっぱいではない」という判断は、非リアがエロハプニングにして触れたおっぱいの感触、つまり服越しで触れたおっぱいの感覚を根拠にしているというものである。(図1)
○仮説「風のおっぱいはおっぱいである」
風のおっぱいに触れる者と、ただ風だとしか思えない者の差を、真のおっぱいを知る者(以降『リア充』)と非リアの違いであると仮定する。つまり風のおっぱいの感触は、真のおっぱいの感触である。真のおっぱいの感触を知るリア充は、それをおっぱいと認識する(図2)。しかし非リアは服越しのおっぱいの感触のみ記憶しているため、風のおっぱいを感じられない(図3)。
○準備物「家にあるもので出来る!簡単装置」
1.虫捕り網(長さを調整できるものがよい。ボロボロでなくともよい)
2.古着(身バレを防ぐため写真では畳んでいるが、体操服を使用した。質感は想像以上に高校生活を想起させる)
3.ハンガー
4.テープ
5.風
1〜4の材料を用意して…
こうして…(ハンガーの端をテープで巻くと、安全な上に固定できる)
こうして…(ワクワクの深夜2時。一度寝る)
こうして…(朝9時。深夜テンションが覚めたため、これはそもそも面白いのか?大事なのはおっぱいでなくそれに触れることを許してくれる間柄の存在がいることなのではないか?などの自問自答を繰り返す)
これが『童貞用風のおっぱい発現装置』だ!!
見た目は釣りに行く少年。車窓から出しておっぱいの疑似感覚を得る者とは思えない。
ギターのように構えてもよし。さながらorangestarのジャケ写。
・追加案「装置はもっと簡単でもよいのではないか」
丸く曲げたハンガーに余った四角の布を安全ピンでとめたもの。実験にはこれら2つを用いる。
また5の風には、免許を取って日の浅い先輩が運転する車を用いる。
○実験方法
十分な安全確認の上、窓から装置を取り出し、手で触れてエロハプニングの記憶と照らし合わせる。
○実験結果「風と布は布越しのおっぱいである」
膨らみは良好。手で触れてみる。
非常にいけないことをしている気がしてくる。男数人でアダルトショップに入ったときのような、性的なものとは全く関係のない興奮である。隣にいる先輩が笑っているので楽しい。と、ここで多くのエロハプニングに於ける接触は手でないことに気付く。
「あっ!ごめん!」
そんな言葉が自然と出てしまう。布越しのおっぱいの感触と称して差し支えないだろう。高速道路など、速度が上がることにより弾力の変化が期待できる。
最後に、余りで作った装置を試す。膨らみも申し分なく、感触もプロトタイプと相違ないものだった。制作時間はプロトタイプが1時間半に対し五分であるため、正直虚しい。
ただし持ち手が細いため、気を抜けば手が離れてしまいそうなことが難点である。プロトタイプは無駄ではなかったのだ。
結論として、
風+布=布越しのおっぱいである…①
○考察「おっぱいは風である」
結果としての①の両辺から布を引く。
風+布−布=布越しのおっぱい−布
風=おっぱい
つまり、風はおっぱいである可能性がある。
○反省「深夜テンションの長所は衝動だけ」
・布で半球をつくる手間が想像以上であった。また、ほぼ余裕を持たせた四角い布とピンで代用できてしまった。
・エロハプニングの状況として「布越しのおっぱい」としたが、肌着など複数枚の衣服をまとっていることを考慮できていなかった。次回に生かしたい。
○まとめ「実験資料の募集」
考察で出た「風=おっぱい」を確認するためには、布越しでないおっぱいの感触を知る必要がある。
おっぱいを触らせてください。