【日記】せめて意味がほしかった
今日の深夜3時半、僕はうんこを漏らす夢で目を覚ました。
本題とは違うから内容は省くけど、トイレに着いたと思ったら全部使用禁止だったり、他のトイレを探していたら小学校のとき好きだった女の子に声をかけられ動けなくなったり、そういう色んな邪魔に耐えた末に漏らしてしまう、最悪の体験だった。
起きて一番に自分の尻を触った。
とりあえず現実では漏らしてなかったので一応安心する。
夢の中と同じように、強い便意を感じたのでトイレに向かう。
便座に座ったときに、体の疲れを感じた。中途半端な深夜に起きたので、めちゃくちゃ眠かったし気分も悪かった。
さっさと用を済ませてもう一回寝ようと思い、フンッと力を入れる。
ボン!
屁が出た。でかい屁が出た。
あれ?うんこは?
もう一回力むが、何も出ない。
さっさとトイレから出て布団に入ればいいのに、その場から動けなかった。
「僕は屁のためにこんな時間に起こされたのか!?」という強い怒りを感じた。
そのときの僕は、「せっかく起きたんだから、せめてうんこを出さなきゃ割に合わん」という貧乏性な考えに取り憑かれていた。
今度は呼吸を整えて、お腹をさすったりもして、強く力んだ。
うんこは出ない。
今度はもっと力を入れてみる。
やはりうんこは出ない。
何度も力むうちに、だんだん顔まで赤くなってくる。
排便というより出産に近い必死さだった。
これを15分(時計見てないから体感でしかわからんけど)くらい続けた。
最後の最後、ようやくうんこが出た。
豆くらいの、出しても出さなくても腸内環境は変わらないだろうなというサイズだったが、とにかくうんこが出た。
目的は達成されたので、さすがに寝ようと便座から立った。
トイレの水を流したときには、夏休みの課題を全部やりきったときのような達成感を感じていた。
うんこを出したことによる喜びの中では過去最高値だったと思う。
トイレで得た達成感を胸に抱えつつ布団に入った。
しかしうまく寝付けず、その間にうんこを出した感動が次第に覚めてくる。
「結局のところ僕は、豆くらいのうんこを出すために、深夜に起き、数十分力を使ったのか!?」という、怒りというよりも情けなさを感じた。
これはもう、うんことかでは元が取れないと感じ、せめて話のネタにしてやろうとこのnoteを書いた。
これをここまで読んでくださった皆さんのおかげで、僕が深夜に起きたことが報われます。
ありがとうございました。