秋野ひろ

マンガ家。描きたいテーマのアーカイブに使ってます。

【日記】ラッキーとの距離

中学校に入学したとき、それまで同じ環境にいた小学生はひどく幼く見えて、逆に高校生は別の生き物くらい大人に感じた。

 でもいざ自分が高校生になっても実感はなくて、今まで通り年下は子供に、年上は大人に見えるだけだった。

 大学2年生になった今でも、僕は中学1年生のときから何も変わっていないような気がしてしまう。

 内側から変化を見るのは難しい。気付くためには、自分の外に基準をつくって照らし合わせ

もっとみる

熱中させられたがり(ひゃくえむ。)

何かに熱中したい。
少年マンガの主人公みたいに、これが自分の全てだと言えるような存在を見つけたい。強い達成感がほしい。
小さい頃からそんな願望があった。

一方で、自分の中だけでさえ、絶対的な価値を持ち続けるものなんか無いという諦めもあった。

好きなバンドの新曲も、2回目に聴くときには、いつか飽きて今ほど興奮できなくなることを想像してしまう。
気になる異性が出来たときも、勝手に期待して落ち込むの

もっとみる

【宣伝】自慰行為とパラダイムシフト

先日ネーム作品(https://corkbooks.com/articles/?id=2913&userPage=0&userSort=1)を描いた。
 テーマは少し未来の水泳マンガだ。主人公は、生まれつき無かった両脚を手術により得た少年。高校の水泳大会でも県内トップの実力を見せ、周囲から大きな賞賛を受ける。しかし障害のクラスでは全国一位の称号を博していた彼は、むしろそのギャップに悩む。

 去年

もっとみる

【レポート】計画性を持とう

課題で、「姉崎神社に、正月に門松を飾らない理由」を想像して書くというのが出た。
もう1つのテーマと合わせて、A4サイズのレポート1枚にまとめればよい。
だが、「ちょっとユニークに攻めてやるかぁ」と冒頭をふざけたところ、収集がつかなくなってしまった。
今日は色々やりたいこともあった。学校の図書館にあるパソコンを使い、課題に取り掛かったのが20時。30分と少しで課題を終わらせ、21時には帰宅、そこから

もっとみる

追悼 サニー(虫注意)

高校1年生のとき、この誘いを断っていれば、今ほど辛い思いをせずに済んだのかもしれない。

上のやりとりの1ヶ月後、誘ってきた相手と僕を含む5人でセミを食べた。
やる前は、虫を食べることへの抵抗を感じると思っていた。しかし実際はむしろ殺す方が心苦しく、茹でて死んだ蝉の羽をむしる頃には、各々が「これは自分が大事に食べる蝉だ」と思っていた。
ガスコンロを使って公園で調理したが、食べるときには土の上で正座

もっとみる

【自由研究】強キャラのトリックを暴く

はじめに、次の漫画を見てほしい。

誰もが一度は見たような場面ではないかと思う。以降、このシーンを「アピール場面」と呼ぶ。

アピール場面で描かれるキャラは大抵強い。その彼らの強さ自体を疑いはしない。
しかし気にかかることがあった。

「そんなに都合よくゴキブリが出てくるのか?」

というのも、基本的にアピール場面以外で虫の描写がほとんどない。これでは、強キャラがわざわざ自己主張のために虫を用意す

もっとみる