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Twitterマンガで振り返る秋野の変化
「これ別にマンガにしなくてよくない?」
編集者、佐渡島さんからよく言われていた言葉のひとつだ。
「マンガは絵と物語の良さ両方を使える媒体なのに、ちょっと文字で書いて伝わるようなこと以上の情報量をお前のマンガからは感じられないぞ!」
という感想だと捉えている。
そんな感想ばかりを引き出すマンガを描いてしまっていた理由はシンプルで、僕自身も「これマンガにしなくていいよなぁ・・・」と思いながら描い
【日記】マジックはすげぇ
物語に対する称賛として「期待を超えた」「予想を裏切られた」という言葉が使われたりする。
どちらも物語の中で感じた、気持ちのいい驚きに対する感想なのだと思う。
つまり面白いマンガを描くために、
どうやったら人を驚かせられるのか?
を考えるのはめちゃくちゃ大事なことなのだ。
先日、縁あってマジシャンのみのりさんという方とお話をさせてもらった。
マジシャンは早い話、驚かせのプロだ。
これは驚き
【備忘録】初めて110番した
先日、人生で初めて110番通報をする機会があったので、覚えとこうと思って書いたメモです。
特にクライマックスもオチもないので、めちゃくちゃ暇な方向けです。
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自宅にいると、窓の外から「ジリリリリリリ!」って音が聞こえてきた。
ドアを開けてみると、思ったより大きい音で、これが自分のアパートの火災報知器とかやったら怖いなと思って一旦外に出た。
外に出たら音源は隣のマンションだったっぽく、住
感覚派ヒューマニストの世界
インターネットによって席巻したポリティカル・コレクトネス的な善は、私たちが潜在的に持っていた性善説的な願望を打ち砕いた。ハラスメント、差別、偏見、ジェンダーバイアスといった議論が旧い世代にある種の衝撃と分断をもたらしたのは、これらが内包している「悪への無自覚」という視点のためである。これまで悪とはヒーロショー的な二元論によって管理されるもの―――つまり「悪人が・悪意を持って」なす所業とみなされ、「
もっとみる「よかれと思って」のメカニズムー課題の分離とは何か
優しさや善意には私たちを助け、より良くしてくれるものと、反対に危険な状態に引き込み、その状態から抜け出せなくしてしまうものがある。
精神的に自立していない人間は自分と他人の区別がつけられないが、これによって他人に自分の幸福を押しつけたり、あるいは自分の不幸を他人に肩代わりさせようとする。
この問題は、アドラー心理学の代名詞となっている「課題の分離」という言葉によって説明される。課題の分離は、私
戒めTシャツ、はじめました
僕はマンガ家になりたいので、絵が上手くなる必要がある。
どうすれば絵が上手くなるのかを相談したときに、一番大事なのは「意識」だと言われた。
今の自分の技術に満足せず、目指す絵に近づこうとする美意識を持ち続ける必要がある。
じゃあどうすればその意識を持てるのか、を考えているときにこう言われた。
「自分の絵でTシャツを作って着てみなよ」
正直、めっちゃ嫌だなぁと思った。
松本大洋さんとか浅
【マンガ】 「あの場所」で会おうや
2年前に帰省したときの体験をマンガにしたものです。
地元の友達との、しばらく会ってなかったり連絡すらとってなくても、緩やかに繋がれている感覚が好きです。
今年はコロナが怖くて帰省してないんですが、どうせまたいつも通り会えるのでまあいいや、と思えるのが幸せな感じがします。