2,全体の趣旨を考えよう

ビビった。

何がビビったかって、

このたった1ページのマンガを昨日の深夜に載せ、朝8時に起きたらフォロワーが200人くらい増えていた。

昼には新規フォロワーが600くらいまでになっていた。

1650⇨2250人へのワープ。

マンガをwithnewsにまとめていただいたり文字ツイートがバズって8万いいね行ったときもせいぜい100人増えたくらいだったので、今回の増え方は僕にとってかなり新鮮だった。

ただ浮かれてはならない。

今んとこ、十中八九「負の感情へのヒキ」に人が来ているだけだ。

今回のマンガを単に教育クソエピソードとして描くと、マイナスな感情の共感として消費されて終わってしまう。

ちゃんと意図が伝わるマンガを描きたい。


それで、じゃあその意図って何やねんというところを書き出していく。

ちゃんと筋が通っているように書きたいけど、もしズレてたりわからなかったりしたらコメントとかで指摘してもらえると嬉しいです。


伝えたいメインの情報

学校は児童画展から距離置いた方がいい


なぜそう判断したか?

児童画展に応募される作品の多くは、学校の授業で描かれたもの。

前提として美術教育は、美術を教えるのではなく、美術を通した人間教育を目的としている。

だから授業ごとに、活動を通じて何を目標にするかはそれぞれ異なった価値基準があるはず。

だけど児童画展では、事実上「審査員のおっさんが『こどもらしくて元気があっていいねぇ』と思ったかどうか」という曖昧なひとつの価値基準で評価される。

だから児童画展で賞をもらうことと、いい美術教育ができているかどうかは別に関係ない。

でも児童画展で賞をとることは名誉なことと思われていて、かつ審査の補助には若い先生が駆り出されているので「ほえぇ〜、勉強になりますぅ」と審査長のいう「いい絵」を描かせることが大事かのように捉えてしまう。


この情報だけを読んで、疑問としてノイズになりそうなこと

・審査員のおっさんは誰か

⇨引退した地元の美術の先生

・なんでクソ学生の僕が、現役の先生や審査員長に対して偉そうに「美術教育の目的わかってなくね?」とか言えるのか

⇨学校の先生でも、「今の美術教育」をちゃんと勉強する機会が意外と無いから。教育の目標は10年ごとにちょっとずつ変わっていくので、年齢が高い人ほど「昔は正しいとされていた教育」に固執しがち。また教育学部はコースごとにメインに学ぶ教科が違うので、自分のコース以外はあんまり学べてなかったりする(特に図工は5教科と比べてもナメられがち)。

・児童画展をバカにしてんの!?ウチの子はそこで賞をもらったことをきっかけに絵をがんばってイラストレーターになったのよ

⇨賞をもらった人たちの成功体験をバカにする気はマジで無い。絵が好きな人ほどそういう思い出があるだろうから、その思い出が傷つけられたと感じるような描き方は避けたい。


・・・

最低限意識するのがこんな感じだろうか。

出来事と感情とまぜて上手く伝えられるといいなぁ。


ちなみに、今回のツイートを見てフォローしてくれたと思われる人のプロフィールを見ると、美大、藝大の学生や、学校の先生なども散見された。

絵が好きな人が嫌な気持ちにならず、かつ教育関係者が図工美術の学習指導要領を手にとるきっかけになるマンガにしたいと思う。

ちょっとだけ気の締まる思いがした。


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僕が有名になった後「秋野ひろは俺/私が育てた」と公言できるようになります。