秋野ひろ
学び的な振り返りのまとめ
好奇心と初期衝動による体験記
散歩好きな人に共感されたくて共感されたくてしかたがないので描いてるマンガです。
作り笑いに気付いたのはそのときが初めてだった。 小さな笑い声を上げた彼女は、きっと泣いていた。 僕が定年退職した頃、一般人もタイムマシンを使えるようになった。 高校生のときに知り合った妻、チサも同じ年に仕事を辞めた。家族にも恵まれた。退職金も十分にある。僕は自らの余生に何ら不満があるわけではなかった。 ただ、過去にある未練があった。 あれは高校2年のバレンタインデーだ。毎年僕には無縁なイベントだった。だがその年は最悪だった。 告白の失敗。 誰にでもあるこ