熱中させられたがり(ひゃくえむ。)
何かに熱中したい。
少年マンガの主人公みたいに、これが自分の全てだと言えるような存在を見つけたい。強い達成感がほしい。
小さい頃からそんな願望があった。
一方で、自分の中だけでさえ、絶対的な価値を持ち続けるものなんか無いという諦めもあった。
好きなバンドの新曲も、2回目に聴くときには、いつか飽きて今ほど興奮できなくなることを想像してしまう。
気になる異性が出来たときも、勝手に期待して落ち込むのが怖くてまず嫌いなところを探してしまう。
健康的な食事や安全管理も、心のどこかで